こんにちは、ひよっこです。
「IPOが多い月はいつ?」「毎月どれくらいの件数のIPOがあるの?」という疑問にお答えする内容です。
意外に知られていませんが、IPO件数は多い月・少ない月があります。
年間のIPO件数を把握しておけば、前もって新たに証券口座を開設したり、応募資金を準備したりできます。
2023年のIPOスケジュールは、こちらの記事でチェックできます。新たなIPOが発表されたら、随時更新しています。
IPOが多い月はいつ?直近3年の月ごとのIPO件数
まずはこちらをご覧ください。
この表は、直近3年の2020年〜2022年の月ごとIPO件数です。
月 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | ⇒平均 |
1月 | 0 | 0 | 0 | 0件 |
2月 | 3 | 7 | 7 | 6件 |
3月 | 24 | 13 | 8 | 15件 |
4月 | 1 | 11 | 9 | 7件 |
5月 | 0 | 0 | 1 | 0件 |
6月 | 6 | 22 | 12 | 13件 |
7月 | 7 | 9 | 4 | 7件 |
8月 | 4 | 4 | 2 | 3件 |
9月 | 9 | 14 | 9 | 11件 |
10月 | 8 | 4 | 9 | 7件 |
11月 | 5 | 9 | 5 | 6件 |
12月 | 26 | 32 | 25 | 28件 |
計 | 93件 | 125件 | 91件 |
このように、IPO件数は月によってバラツキがあり「IPOが多い月」「IPOが少ない月」があることが分かりますね。
IPOが多い月は12月・3月・6月・9月
月 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | ⇒平均 |
12月 | 26 | 32 | 25 | 28件 |
3月 | 24 | 13 | 8 | 15件 |
6月 | 6 | 22 | 12 | 13件 |
9月 | 9 | 14 | 9 | 11件 |
過去のデータから見てると、IPOが多い月は3月・6月・9月・12月になります。
特に、12月はIPO件数が多く平均して28件程度あります。1年間のIPO件数の4分の1以上が、この12月に集中していることになりますね。
また、3月・6月・9月のIPO件数を見ても平均して10件以上、多いときは20件以上の件数になっています。
IPOがやや多い月は4月・7月・10月・11月・2月
月 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | ⇒平均 |
4月 | 1 | 11 | 9 | 7件 |
7月 | 7 | 9 | 4 | 7件 |
10月 | 8 | 4 | 9 | 7件 |
11月 | 5 | 9 | 5 | 6件 |
2月 | 3 | 7 | 7 | 6件 |
続いて、IPO件数がやや多い月は4月・7月・10月・11月・2月になります。
これらの月のIPO件数は、平均して6〜7件となっていますね。
IPOが少ない月は1月・5月・8月
月 | 2020年 | 2021年 | 2022年 | ⇒平均 |
1月 | 0 | 0 | 0 | 0件 |
5月 | 0 | 0 | 1 | 0件 |
8月 | 4 | 4 | 2 | 3件 |
特に、IPO件数が少ない月が1月と5月です。ご覧の通り1月と5月は、IPOがほぼありません。
2023年の1月は珍しく1件だけIPOがありましたが、1月と5月はあったとしても1件あるかないか程度です。
8月は、平均して3件程度となっています。
なぜIPO件数は月によってバラツキがある?
これは決算の時期が関係しているからです。
企業が新規上場するには、①決算→②株主総会→③上場審査→④承認という流れ(ザックリとですが)で、通常3ヶ月ほどかかります。
上場審査には直近の決算データを提出する必要があるので、スケジュールを逆算すると3の倍数月になる3月・6月・9月・12月に上場する企業が集中するということです。
IPOが発表されるタイミングは?
新たなIPOが発表されるタイミングは、IPO企業の上場日の約1ヶ月前になることが多いです。
例えば、先日に上場した楽天銀行の上場日は4/21でしたが、IPOが発表されたのは3/22でした。
発表:3/22 ←約1ヶ月前← 上場日:4/21
このようにIPOが発表されるタイミングは、約1ヶ月前になることが多いのです。
「IPOの発表はどこで確認すればいいの?」というは、こちらを参考にして下さい。
毎日更新で「今日応募できるIPO」「今後予定されるIPO」を掲載しています。
2023年のIPO件数を予想します
過去10年のデータから今後のIPO件数を予想してみます。
2023年の5月以降のIPO件数は以下のようになると予想します。
月 | 2023年 |
|
1月 | 1件 | 実 績 |
2月 | 1件 | |
3月 | 15件 | |
4月 | 9件 | |
5月 | 0件 | |
6月 | 18件 | |
7月 | 10件 | |
8月 | 2件 | |
9月 | 10件 | |
10月 | 12件 | |
11月 | 5件 | 予 想 |
12月 | 26件 |
青字の2023年11月・12月は予想です。
過去10年の傾向を見ても、6月・9月・12月はIPO件数が多く、5月・8月は少なくなりそうですね。
全体の件数は、去年より少し増えて100件くらいになると予想します。
参考程度にご覧ください!
IPOが多い繁忙期の過ごし方
ズバリ、当選を目指すなら3月・6月・9月・12月のIPOが多い月がチャンスになります。
IPOで当選するコツは、とにかく応募数を増やして、抽選機会を増やすことです。
12月のようにIPOの件数が月30件近くあれば、それだけ抽選機会が増えて、当選確率もグッと高くなるのです。
資金0円で応募できる証券会社をうまく利用する
IPOが多い時期にオススメしたいのが「資金0円で応募できる証券会社」を利用することです。
IPO件数が多ければチャンスも増えますが、普通はその分だけ応募資金を用意する必要が出てきます。
しかし「資金0円で応募できる証券会社」を利用すれば、抽選時に資金を用意することなく、限られた資金でも最大限に抽選機会をふやすことができます。
IPOが多い月は、資金がバラけてしまい初値上昇率が低くなる傾向があります。応募するIPOを選んだり、場合によっては当選辞退して上手に利益を掴みましょう。
また大手メディアの初値予想なども上手に活用しましょう。
IPOが少ない閑散期の過ごし方
「1月・5月・8月はIPOが少ないんだね」と油断してる方に、注意してほしいことがあります。
それは、IPOの応募期間は上場日の2〜3週間前にやってくるということです。
実際に、2022年に人気化したエニーカラー(株)のIPOの上場日は6/8でしたが、応募期間は約2週間前の5/24~5/30でした。
このようにIPOが少ない5月でも、早ければGW開けの中旬以降には、翌6月のIPOの応募期間がスタートしてきます。
そのため、口座開設の期間を含めると、1ヶ月以上前から準備しておいたほうが良いでしょう。
毎年6月はIPO件数が多くて、平均13件ほどあるので、当選を目指すチャンスになりますね!
ぼくが実際に使ってるオススメの証券会社も紹介しておきます。
【まとめ】IPOが多い月・少ない月
このページでは「IPOが多い月・少ない月」について解説しました。
月ごとにあるIPO件数のバラつきをしっかり把握すれば、証券口座や応募資金を事前に準備できるので、万全の状態でIPOにチャレンジできます。
このページの情報が参考になれば幸いです。
株式新聞には初値予想が掲載されるので、IPO初心者の強い味方になってくれます。
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