2023年の102社目となる(株)ナルネットコミュニケーションズのIPO情報です。
ナルネットコミュニケーションズは、自動車などの車両メンテナンス管理サービスを展開する企業です。
上場規模が大きく需要面での不安が残り、事実上の出口案件と言えるため、初値の上昇が苦戦しそうです。
この記事は「ナルネットコミュニケーションズ」新規上場申請のための有価証券報告書から引用し、IPO初心者の方でも分かりやすく解説しています。
※初値予想は管理人による独自の予想であり結果を保証するものではありません。申込む際はご自身の判断でお願いします。
ナルネットコミュニケーションズのIPOの基本情報
今回のIPOの基本情報は以下のとおりです。
| IPO企業 | ナルネットコミュニケーションズ［5870］ |
|---|---|
| 上場日 | 12/25(月) |
| 申込期間 | 12/7(木)〜12/13(水) |
| 公開価格 | 1,180円（想定価格） |
| 企業URL | https://www.nal-mt.co.jp/ |
| 取り扱い証券会社 | ・みずほ証券（主幹事） ・マネックス証券 ・岩井コスモ証券など |
ナルネットコミュニケーションズの初値予想
D
公募割れ
初値予想
1,030円〜1,160円
ナルネットコミュニケーションズの初値予想は1,030円〜1,160円とします。
プラス要因
売上高が右肩上がり
マイナス要因
吸収金額が大きい
売出比率が高い
主要株主にVCが多い
オファリングレシオが高い
12月後半はIPOが多い
詳しくは後述の「IPO分析と申込スタンス」に記載しています。
ナルネットコミュニケーションズのIPOの公開価格と初値
今回のIPOの価格と初値は以下のとおりです。
| 想定価格 | 1,180円 |
|---|---|
| 仮条件 | 12/5(火)に決定 |
| 公開価格 | 12/14(木)に決定 |
| 初値予想 | 1,030円〜1,160円 |
| 予想利益 | -2,000円〜-15,000円 |
発表された想定価格は1,180円なので、応募資金は11.8万円前後（購入単位100株分）になりそうです。
今後は12/5(火)に仮条件が発表されて、正式な公開価格が決定します。発表され次第こちらで更新します。
ナルネットコミュニケーションズの初値予想は1,030円〜1,160円とします。初値で売った予想利益は-2,000円〜-15,000円です。
ナルネットコミュニケーションズの初値予想アンケート
ナルネットコミュニケーションズの初値予想アンケートにご協力下さい。投票期限は12/24(日)です。
ナルネットコミュニケーションズのIPOの当選本数
今回のIPOの当選本数は以下のとおりです。
| 公募株式 | 56,000株 |
|---|---|
| 売出株式 | 2,241,900株 |
| OA分 | 5,332,100株 |
| 当選株数 | 2,642,500株 |
| 当選本数 | 26,425本（多い） |
公募株式、売出株式、OA分を合わせた当選株数の合計は2,642,500株です。
購入単位は100株なので当選本数は26,425本と比較的多めです。
ナルネットコミュニケーションズのIPOのスケジュール
IPOのスケジュールは以下のとおりです。
| 申込期間 | 12/7(木)〜12/13(水) |
|---|---|
| 当選発表 | 12/14(木) |
| 購入期間 | 12/15(金)〜12/20(水) |
| 上場日 | 12/25(月) |
申込期間は12/7(木)〜12/13(水)で、当選発表は12/14(木)です。
当選した方の購入期間が12/15(金)〜12/20(水)で、上場日は12/25(月)となります。
ナルネットコミュニケーションズのIPOに応募できる証券会社
今回のIPOを取り扱っている証券会社は以下のとおりです。
主幹事の証券会社は、他の証券会社よりも多くIPO株が割り当てられます。そのため、主幹事から申込みした方が当選しやすいと言えます。
しかし主幹事は応募数も多く、当選倍率が高くなることも考えられます。
そのため、主幹事以外の「入金不要」の証券会社や、平等抽選、口座開設数（ライバル）も少ない「穴場証券会社」の口座を持っておくことが当選確率を上げるコツです！
ナルネットコミュニケーションズの業績情報
ナルネットコミュニケーションズの業績は以下のとおりです。
主要株主のロックアップ情報
| 株主名 | 比率 | ロックアップ |
|---|---|---|
| ジャフコSV6投資事業有限責任組合無限責任組合員 ジャフコ グループ(株) | 47.35％ | 90日間/1.5倍 |
| Mobility & Maintenance Japan(株) | 34.56％ | 180日間 |
| ジャフコSV6-S投資事業有限責任組合無限責任組合員 ジャフコ グループ(株) | 11.83％ | 90日間/1.5倍 |
| JIA1号投資事業有限責任組合無限責任組合員 JPE第2号(株) | 1.13％ | 90日間/1.5倍 |
| あいぎんベンチャーファンド2号投資事業有限責任組合無限責任組合員 愛知キャピタル(株) | 1.12％ | 90日間/1.5倍 |
| 鈴木 隆志（社長） | 0.72％ | 継続保有 |
| 東村 大介 | 0.72％ | 継続保有 |
| 服部 正次 | 0.72％ | 継続保有 |
| 永冶 健 | 0.72％ | 継続保有 |
| 大賀 正寛 | 0.27％ | 継続保有 |
今回のIPOの主要株主のロックアップ情報です。
ナルネットコミュニケーションズのIPO分析
ナルネットコミュニケーションズのIPO分析
ナルネットコミュニケーションズのIPO分析です。
| 設立 | 2002年（10年目） |
|---|---|
| 業種 | サービス業 |
| 上場市場 | グロース市場 |
| 時価総額 | 62.9億円 |
| 吸収金額 | 31.1億円 |
| オファリングレシオ | 49.6% |
| 売出比率 | 97.6% |
| PER | 31.2倍（2022年実績） |
| PBR | 2.52倍（2022年実績） |
ナルネットコミュニケーションズは、法人または個人向けに車両管理やメンテナンス管理サービスを展開する企業です。
上場市場はグロース市場ですが、規模が大きく需要面での不安が大きいです。
売出比率は97.6%と高く、主要株主にVCが多いことから事実上の出口案件と言えます。
この手のIPO銘柄がことごとく撃沈してる様子を見れば、かなり厳しいという印象です。
以上の点から、評価D（公募割れ）とします。
株式新聞には初値予想が掲載されるので、IPO初心者の強い味方になってくれます。
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