2023年の87社目となるDAIWA CYCLE(ダイワサイクル)株式会社のIPO情報です。
DAIWA CYCLEは、関西エリアを中心に自転車販売チェーンを展開する企業です。
事業内容はIPO向きではありませんが、業績も順調に伸ばしているのおり割安感もあり、それなりに期待できそうです。
この記事は「DAIWA CYCLE」新規上場申請のための有価証券報告書から引用し、IPO初心者の方でも分かりやすく解説しています。
※初値予想は管理人による独自の予想であり結果を保証するものではありません。申込む際はご自身の判断でお願いします。
DAIWA CYCLEのIPOの基本情報
今回のIPOの基本情報は以下のとおりです。
IPO企業 | DAIWA CYCLE[5888] |
---|---|
上場日 | 11/8(水) |
申込期間 | 10/23(月)〜10/26(木) |
公開価格 | 1610円 |
企業URL | https://www.daiwa-cycle.co.jp/ |
取り扱い証券会社 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事) SBI証券 |
DAIWA CYCLEの初値予想
C
1倍~1.3倍
初値予想
1,640円〜2,080円
DAIWA CYCLEの初値予想は1,640円〜2,080円とします。
プラス要因
売上高が右肩上がり
売出比率が低い
PERが割安
主要株主にVCなし
マイナス要因
IPOで人気化しにくい小売業
オファリングレシオが高い
詳しくは後述の「IPO分析と申込スタンス」に記載しています。
DAIWA CYCLEのIPOの公開価格と初値
今回のIPOの価格と初値は以下のとおりです。
想定価格 | 1,610円 |
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仮条件 | 1,530円〜1,610円 |
公開価格 | 1,610円 |
初値予想 | 1,640円〜2,080円 |
予想利益 | +3,000円〜+47,000円 |
発表された仮条件は1,530円〜1,610円なので、応募資金は16.1万円(購入単位100株分)です。
DAIWA CYCLEの初値予想は1,640円〜2,080円とします。初値で売った予想利益は+3,000円〜+47,000円です。
DAIWA CYCLEの初値予想アンケート
DAIWA CYCLEの初値予想アンケートにご協力下さい。投票期限は11/07(火)です。
DAIWA CYCLEのIPOの当選本数
今回のIPOの当選本数は以下のとおりです。
公募株式 | 600,000株 |
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売出株式 | 200,000株 |
OA分 | 120,000株 |
当選株数 | 920,000株 |
当選本数 | 9,200本(普通) |
公募株式、売出株式、OA分を合わせた当選株数の合計は920,000株です。
購入単位は100株なので当選本数は9,200本と普通の多さです。
DAIWA CYCLEのIPOのスケジュール
IPOのスケジュールは以下のとおりです。
申込期間 | 10/23(月)〜10/26(木) |
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当選発表 | 10/27(金) |
購入期間 | 10/30(月)〜11/2(木) |
上場日 | 11/8(水) |
申込期間は10/23(月)〜10/26(木)で、当選発表は10/27(金)です。
当選した方の購入期間が10/30(月)〜11/2(木)で、上場日は11/8(水)となります。
DAIWA CYCLEのIPOに応募できる証券会社
今回のIPOを取り扱っている証券会社は以下のとおりです。
主幹事の証券会社は、他の証券会社よりも多くIPO株が割り当てられます。そのため、主幹事から申込みした方が当選しやすいと言えます。
しかし主幹事は応募数も多く、当選倍率が高くなることも考えられます。
そのため、主幹事以外の平等抽選、口座開設数(ライバル)も少ない「穴場証券会社」の口座を持っておくことが当選確率を上げるコツです。
DAIWA CYCLEの業績情報
DAIWA CYCLEの業績は以下のとおりです。
2023年 1月期 | |
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売上高 | 130億9061万円 (前年比114.2%) |
経常利益 | 6億1028万円 (前年比220.0%) |
当期純利益 | 4億1393万円 (前年比297.7%) |
2022年 1月期 | |
売上高 | 114億5962万円 (前年比108.2%) |
経常利益 | 2億7746万円 (前年比42.5%) |
当期純利益 | 1億3902万円 (前年比30.7%) |
2021年 1月期 | |
売上高 | 105億9105万円 (前年比119.7%) |
経常利益 | 6億5288万円 (前年比357.5%) |
当期純利益 | 4億5289万円 (前年比413.2%) |
直近の2024年は、第2四半期(6ヶ月間)で、売上高が79億2778万円、経常利益が5億1077万円、当期純利益が3億3358万円となっています。
主要株主のロックアップ情報
今回のIPOの主要株主のロックアップ情報です。
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
涌本 宜央(社長) | 93.9% | 180日間 |
齋藤 勇治 | 0.4% | 180日間 |
金子 陽一 | 0.4% | 180日間 |
伊藤 亮太 | 0.2% | 継続所有 |
原田 敬士 | 0.2% | |
田中 英明 | 0.2% | 継続所有 |
佐々木 尚子 | 0.2% | 継続所有 |
金本 崇英 | 0.1% | |
椿野 拓哉 | 0.1% | 継続所有 |
上原 章嗣 | 0.1% |
DAIWA CYCLEのIPO分析と申込スタンス
DAIWA CYCLEのIPO分析
DAIWA CYCLEのIPO分析です。
設立 | 1990年(33年目) |
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業種 | 小売業 |
上場市場 | グロース市場 |
時価総額 | 32.2億 |
吸収金額 | 14.8億 |
オファリングレシオ | 46.0% |
売出比率 | 25.0% |
PER | 7.8倍(2023年実績) |
PBR | 1.0倍(2023年実績) |
自転車販売チェーンのIPOはあまり聞かないですね。IPOとしてはかなり地味な印象ですね。
DAIWA CYCLEは、関東・関西の都市圏中心に自転車販売店を展開する企業です。店舗数は2023年8月末現在で120店舗。
自転車本体の販売に加え、パーツや修理、出張修理サービス、ネット販売なども行っています。
時価総額32.2億で吸収金額14.8億、グロース市場への上場の中型のIPOです。
オファリングレシオは46.0%とやや高めですが、売出比率は25.0%と低く主要株主にVCは見当たりません。需要面は良好と言えます。
売上高は過去5年でも堅調に伸ばしており、直近2023年では売上高130.9億で、経常利益は6.1億。
2024年は第2四半期(6ヶ月間)で、売上高が79億2778万円と好調を維持。
プライム市場の自転車チェーン(株)あさひは株価1,225円(10/5時点)、PERは9.5倍(予想)となっており、同社のPERは7.8倍(2023年実績)と比較的割安と言えます。
最近は同社のような堅実な企業が評価される傾向があるので、事業内容は地味ですが魅力は感じます。
以上の点から、評価C(1倍〜1.3倍)とします。今のところ積極的に申し込む予定です。
DAIWA CYCLEの申込みスタンス
参考までに私の申込みスタンスは以下の通りにします。
証券会社 | 申込み |
---|---|
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事) | する |
SBI証券 | する |
auカブコム証券 | する |
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