2023年の99社目となる(株)ナイルのIPO情報です。
ナイルは、を展開する企業です。
■事業内容はIPO向きのIT関連で独自性が高く、初値の上昇も期待できそうです。
■事業内容に目新しさはありませんが、久しぶりのIPOなので注目が集まりそうです。
■〇〇のビジネスモデルは、ここ1〜2年のIPOでも人気のテーマなので、それなりに期待できそうです。
■事業内容はIPO向きではありませんが、業績も順調に伸ばしているのおり、知名度がある企業なので楽しみです。
■事業内容はIPO向きではないですが、業績は順調に伸ばしており、それなりに期待できそうです。
■事業内容から見てもIPO向きではなく、プライム市場(主に大企業が多い)への上場になるため、初値の上昇が苦戦するかもしれません。
■事業内容から見てもIPO向きではなく、初値の上昇が苦戦するかもしれません。
■事業内容はIPOでも人気の〇〇関連ですが、直近の業績が大幅な赤字という点が気になります。
■業績は好調に推移していますが、上場規模が大きく需要面での不安が残るため、初値の上昇が苦戦するかもしれません。
この記事は「ナイル」新規上場申請のための有価証券報告書から引用し、IPO初心者の方でも分かりやすく解説しています。
※初値予想は管理人による独自の予想であり結果を保証するものではありません。申込む際はご自身の判断でお願いします。
ナイルのIPOの基本情報
今回のIPOの基本情報は以下のとおりです。
IPO企業 | ナイル[5618] |
---|---|
上場日 | 12/20(水) |
申込期間 | 12/5(火)〜12/11(月) |
公開価格 | 1,615円(想定価格) |
企業URL | https://nyle.co.jp/ |
取り扱い証券会社 | ・SBI証券(主幹事) ・SMBC日興証券(主幹事) ・マネックス証券 ・松井証券 ・岩井コスモ証券など |
ナイルの初値予想
C
1倍~1.3倍
初値予想
1,650円〜2,080円
ナイルの初値予想は1,650円〜2,080円とします。
プラス要因
IPOで人気のDX関連
オファリングレシオがやや低い
マイナス要因
吸収金額がやや大きい
売出比率が高い
業績が赤字
主要株主にVCが多い
12月はIPOが多い
詳しくは後述の「IPO分析と申込スタンス」に記載しています。
ナイルのIPOの公開価格と初値
今回のIPOの価格と初値は以下のとおりです。
想定価格 | 1,615円 |
---|---|
仮条件 | 12/4(月)に決定 |
公開価格 | 12/12(火)に決定 |
初値予想 | 1,650円〜2,080円 |
予想利益 | +3,000円〜+47,000円 |
発表された想定価格は1,615円なので、応募資金は16.1万円前後(購入単位100株分)になりそうです。
今後は12/4(月)に仮条件が発表されて、正式な公開価格が決定します。発表され次第こちらで更新します。
ナイルの初値予想は1,650円〜2,080円とします。初値で売った予想利益は+3,000円〜+47,000円です。
ナイルの初値予想アンケート
ナイルの初値予想アンケートにご協力下さい。投票期限は12/19(火)です。
ナイルのIPOの当選本数
今回のIPOの当選本数は以下のとおりです。
公募株式 | 350,000株 |
---|---|
売出株式 | 970,800株 |
OA分 | 198,100株 |
当選株数 | 1,518,900株 |
当選本数 | 15,189本(普通) |
公募株式、売出株式、OA分を合わせた当選株数の合計は1,518,900株です。
購入単位は100株なので当選本数は15,189本と普通の多さです。
ナイルのIPOのスケジュール
IPOのスケジュールは以下のとおりです。
申込期間 | 12/5(火)〜12/11(月) |
---|---|
当選発表 | 12/12(火) |
購入期間 | 12/13(水)〜12/18(月) |
上場日 | 12/20(水) |
申込期間は12/5(火)〜12/11(月)で、当選発表は12/12(火)です。
当選した方の購入期間が9/27(水)〜10/3(火)で、上場日は12/20(水)となります。
ナイルのIPOに応募できる証券会社
今回のIPOを取り扱っている証券会社は以下のとおりです。
主幹事の証券会社は、他の証券会社よりも多くIPO株が割り当てられます。そのため、主幹事から申込みした方が当選しやすいと言えます。
しかし主幹事は応募数も多く、当選倍率が高くなることも考えられます。
そのため、主幹事以外の「入金不要」の証券会社や、平等抽選、口座開設数(ライバル)も少ない「穴場証券会社」の口座を持っておくことが当選確率を上げるコツです!
ナイルの業績情報
ナイルの業績は以下のとおりです。
主要株主のロックアップ情報
今回のIPOの主要株主のロックアップ情報です。
株主名 | 比率 | ロックアップ |
---|---|---|
高橋 飛翔(社長) | 43.13% | 180日間 |
JICベンチャー・グロース・ファンド1号投資事業有限責任組合 | 13.83% | 90日間/1.5倍 |
(株)SMBC信託銀行 | 6.75% | 90日間/1.5倍 |
(株)セプテーニ・ホールディングス | 4.57% | 180日間 |
SBI AI&Blockchain投資事業有限責任組合 | 4.49% | 90日間/1.5倍 |
榎並 慶浩 | 3.06% | |
EEI4号イノベーション&インパクト投資事業有限責任組合 | 2.74% | 90日間/1.5倍 |
DIMENSION投資事業有限責任組合 | 1.92% | 90日間/1.5倍 |
(株)博報堂DYメディアパートナーズ | 1.92% | 180日間 |
(株)アニヴェルセルHOLDINGS | 1.79% | 180日間 |
ナイルのIPO分析と申込スタンス
ナイルのIPO分析
ナイルのIPO分析です。
設立 | 2007年(17年目) |
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業種 | 情報・通信業 |
上場市場 | グロース市場 |
時価総額 | 137億円 |
吸収金額 | 24.5億円 |
オファリングレシオ | 17.7% |
売出比率 | 73.5% |
PER | – |
PBR | – |
ナイルは、インターネットを活用したマーケティング及びDX支援を行う企業です。
売上高は2020年〜2022年から21.2億、26,2億、41.3億と右肩上がりに伸ばしていますが、まだ黒字化には至っていません。
さらに2023年の第3四半期時点でも、売上高が39.6億、経常損失が△5.2億と今期も厳しそうです。
時価総額は137億円、吸収金額が24.5億円とやや規模大きく、売出比率73.5%と需要面に不安が残ります。
以上の点から、評価C(1倍〜1.3倍)と判断します。ただし12月はIPO件数が多く、選別され資金が集まらず、公募割れリスク否めません。
ナイルの申込みスタンス
参考までに私の申込みスタンスは以下の通りにします。
株式新聞には初値予想が掲載されるので、IPO初心者の強い味方になってくれます。
- SBIグループによる金融情報サービス
- IPOの初値予想が掲載
- 月額4,400円
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