IPO企業情報

全保連(5845)の初値予想とIPO情報まとめ

2023年の84社目となる全保連(ゼンホレン)株式会社のIPO情報です。

全保連は、家賃債務保証サービスを展開する企業です。

事業内容から見てもIPO向きではなく、上場規模が大きく需要面での不安が残るため、初値の上昇が苦戦するかもしれません。

この記事は「全保連」新規上場申請のための有価証券報告書から引用し、IPO初心者の方でも分かりやすく解説しています。

※初値予想は管理人による独自の予想であり結果を保証するものではありません。申込む際はご自身の判断でお願いします。

全保連のIPOの基本情報

「全保連」のホームページ

今回のIPOの基本情報は以下のとおりです。

IPO企業全保連[5845]
上場日10/6(金)
申込期間10/10(火)〜10/16(月)
公開価格600円
企業URLhttps://www.zenhoren.jp/
取り扱い証券会社SMBC日興証券(主幹事)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券(主幹事)
auカブコム証券
松井証券
SBI証券など

全保連の初値予想

C
1倍~1.3倍

初値予想
610円〜770円

全保連の初値予想は610円〜770円とします。

 プラス要因
  マーケットは拡大傾向
  応募価格が低い

 マイナス要因
  上場市場がスタンダード市場
  吸収金額が大きい
  主要株主にVCが多い
  オファリングレシオがやや高い
  同日にほか1社も上場予定

詳しくは後述のIPO分析と申込スタンス」に記載しています。

全保連のIPOの公開価格と初値

今回のIPOの価格と初値は以下のとおりです。

想定価格730円
仮条件560円〜600円
公開価格600円
初値予想610円〜770円
予想利益+1,000円〜+17,000円

初値は以下のとおりになりました。

初値580円
公開比-20円
騰落倍率0.97倍
初値売り損益-2,000円

発表された仮条件は560円〜600円なので、応募資金は6万円(購入単位100株分)になります。

全保連の初値予想は610円〜770円とします。初値で売った予想利益は+1,000円〜+17,000円です。

全保連の初値予想アンケート

全保連の初値予想アンケートにご協力下さい。投票期限は10/24(火)です。

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全保連のIPOの当選本数

今回のIPOの当選本数は以下のとおりです。

公募株式2,549,200株
売出株式3,406,800株
OA分893,400株
当選株数6,849,400株
当選本数68,494(多い)
※多い:25,000本以上、普通:5,000本〜25,000本、少ない:5,000本以下を目安にしています。

公募株式、売出株式、OA分を合わせた当選株数の合計は6,849,400株です。

購入単位は100株なので当選本数は68,494本となり比較的多めです。

全保連のIPOのスケジュール

IPOのスケジュールは以下のとおりです。

申込期間10/10(火)〜10/16(月)
当選発表10/17(火)
購入期間10/18(水)〜10/23(月)
上場日10/25(水)
※証券会社によって日程が前後したり異なる場合があります。ご自身でも必ずご確認下さい。

申込期間は10/10(火)〜10/16(月)で、当選発表は10/17(火)です。

当選した方の購入期間が10/18(水)〜10/23(月)で、上場日は10/25(水)となります。

全保連のIPOに応募できる証券会社

今回のIPOを取り扱っている証券会社は以下のとおりです。

主幹事SMBC日興証券
三菱UFJモルガン・スタンレー証券
幹事SBI証券
楽天証券
大和証券
大和コネクト証券
auカブコム証券
松井証券

主幹事の証券会社は、他の証券会社よりも多くIPO株が割り当てられます。そのため、主幹事から申込みした方が当選しやすいと言えます。

しかし主幹事は応募数も多く、当選倍率が高くなることも考えられます。

そのため、主幹事以外の「入金不要」の松井証券や、平等抽選、口座開設数(ライバル)も少ない「穴場証券会社」の口座を持っておくことが当選確率を上げるコツです!

全保連の業績情報

全保連の業績は以下のとおりです。

2023年 3月期
売上高238億4600万円 (前年比109.9%)
経常利益18億4400万円 (前年比113.9%)
当期純利益7億7300万円 (前年比55.7%)
2022年 3月期
売上高217億500万円 (前年比199.6%)
経常利益16億1900万円 (前年比-)
当期純利益13億8700万円 (前年比-)
2021年 3月期
売上高108億7200万円 (前年比150.0%)
経常利益△63億8000万円 (前年比-)
当期純利益△72億2100万円 (前年比-)

直近の2024年は、第1四半期(3ヶ月間)で、売上高が60億5300万円、経常利益が8億3200万円、当期純利益が5億7500万円となっています。

主要株主のロックアップ情報

今回のIPOの主要株主のロックアップ情報です。

株主名比率ロックアップ
AZ-Star3号投資事業有限責任組合 VC35.1%180日間
インベストメントZ1号投資事業有限責任組合 VC18.6%180日間
迫 幸治(社長)12.3%180日間
FP公開支援5号投資事業有限責任組合 VC5.6%180日間
茨木 英彦5.3%180日間
MCo6号投資事業組合 VC4.1%180日間
投資事業有限責任組合センテリュオ VC3.5%180日間
(株)沖縄海邦銀行1.6%180日間
三菱UFJファクター(株)1.6%180日間
藤本 竜也1.4%180日間

全保連のIPO分析と申込スタンス

全保連のIPO分析

設立2001年(22年目)
業種その他金融業
上場市場スタンダード市場
時価総額168億円
吸収金額50億円
オファリングレシオ29.8%
売出比率57.2%
PER22.3倍(2023年実績)
PBR9.2倍(2023年実績)
※想定価格730円から時価総額、吸収金額、オファリングレシオ、PER、PBRを算出

全保連は2001年に設立された家賃債務保証サービスを展開する企業です。

上場市場はスタンダードで、時価総額168億円で吸収金額50億円とやや大きめです。売出比率が57.2%と高いです。

主要株主にVCが多くいますが、ロックアップはしっかり設けられており問題はなさそうです。

同業で言えば、ニッポンインシュアが10/3に上場して初値1,005円を付けています。

IPO企業価格初値
ニッポンインシュア810円1,005円(1.24倍)
※2023年の「家賃債務保証」のIPO銘柄

両者を比較してみる、ニッポンインシェアの方が規模感は小さめで割安感があります。

全保連ニッポン
インシュア
市場スタンダードスタンダード
売上高238.4億260.4億
時価総額168億21億
吸収金額50億13億
オファリングレシオ29.8%61.6%
売出比率57.2%54.2%
PER22.3倍6.3倍
PBR9.2倍1.8倍
公開価格720円810円
初値?1,005円
※全保連は想定価格、ニッポンインシュアは公開価格で計算

ニッポンインシェアほどではありませんが、公開価格をやや上回ると予想して評価C(1倍〜1.3倍)とします。ただし公募割れリスクも十分頭に入れておきたいです。

全保連の申込みスタンス

参考までに私の申込みスタンスは以下の通りにしています。

証券会社申込み
SMBC日興証券する
三菱UFJモルガン・スタンレー証券する
SBI証券する
楽天証券する
大和証券する
大和コネクト証券する
auカブコム証券する
松井証券する

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