(株)エコムは3/31に上場しました。
- 応募価格:1,680円
- 初 値:1,714円
- 利 益:3,400円(100株)
応募価格1,680円に対して、初値1,714円になり、初値で売った利益は+3,400円です。
当選した皆さん、おめでとうございます!
2023年の16社目となる、(株)エコムのIPOの情報です。
応募期間は、3/13(月)〜3/17(金)です。
IPO企業の(株)エコムは、工業炉の設計・製造から保守サービスまでを一貫して行う企業です。
事業内容からみても、それほどIPO向きではなさそうです。
(株)ココルポートと(株)Fusicの2社と上場日が被ってしまったのが残念です。資金が分散されて、初値にも影響しそうです。
個人的な注目度は★☆☆ですかね。
ここまで読んでIPOが気になった方はこちらをご覧下さい。
IPO企業の(株)エコムについて
2023年の16社目のIPOとなったのは、(株)エコムという企業です。
(株)エコムは、産業用の工業炉をオーダーメイドで設計・製造して、保守メンテナンスまで一手に行っています。
工業炉には、金属を溶解する「溶解炉」や、塗装を乾燥する「乾燥炉」、樹脂を硬化する「硬化炉」など様々な種類があります。それらの工業炉を通じて、アルミ・ガラス・炭素繊維などの素材から、車やスマートフォンの部品などが作り出されます。
工業炉ってなに?
工業炉とは、鉄やアルミなどの金属やガラスなどに熱を加えて加工するための装置のことです
受注の78.1%は自動車業界となっています。自動車部品の製造には、アルミ溶解・塗装乾燥・部品の強度を高めるアニール処理など、様々な工程で工業炉が使われます。
自動車産業には大事な技術だけど、IPO向きではなさそうですかね
(株)エコムの基本情報
(株)エコムの基本情報がこちらです。
企業名 | 株式会社 エコム |
設立 | 1985年 |
市場 | メイン市場(名古屋証券取引所) |
業種 | 情報・通信業 |
事業内容 | 工業炉の開発・設計・製造及び保守点検 |
地方上場(名古屋証券取引所)という点が気になります。資金が集まりにくくなりそうです。
(株)エコムの業績
(株)エコムの業績がこちらです。
売上高 | 15億0130万円 (前年比85.3%) |
経常利益 | 1億0639万円 (前年比77.9%) |
当期純利益 | 1億0100万円 (前年比67.7%) |
2022年決算
直近の2022年決算では、売上高が15億0130万円、経常利益が1億0639万円、当期純利益が1億0100万円となっています。
2023年は第1四半期(3ヶ月間)時点で、売上高が4億0214万円、経常利益が3376万円、当期純利益が1788万円とまずまずです。
売上高は2019年の25億円をピークに減少傾向です。
応募期間はいつ?
(株)エコムのIPOの応募期間は、3/15(水)〜3/22(水)です。全体のスケジュールはこのようになっています。
❶ IPOに応募する
応募期間 | 3/15(水)〜 3/22(水) |
▼
❷ 当選結果を確認する
抽選日 | 3/23(木) |
▼
❸ IPOを購入する(当選した方)
購入期間 | 3/24(金)〜 3/29(水) |
▼
❹ IPOを初値で売却する(当選した方)
上場日 | 3/31(金) |
証券会社によって1〜2日前後することがあるので、ご自身でも確認して頂いて、できるだけ早めに応募するようにしましょう。
各証券会社ごとの応募手順が知りたい方はこちらをご覧下さい。
応募できる証券会社は?
(株)エコムのIPOに応募できる証券会社はこちらの11社です。
応募する優先順位はこのようにしました。
証券会社 | 優先順位 |
東海東京証券 主幹事 | ★★★ |
松井証券 入金不要 | ★★☆ |
マネックス証券 平等抽選 | ★★☆ |
楽天証券 平等抽選 | ★★☆ |
SMBC日興証券 平等抽選 | ★★☆ |
SBI証券 | ★☆☆ |
岡三証券 | – |
極東証券 | – |
水戸証券 | – |
安藤証券 | – |
丸三証券 | – |
まず最優的に応募したいのは主幹事の東海東京証券です。売り出されるIPO株は、主幹事なった証券会社に圧倒的に多く(全体の8割〜9割ほど)割り当てられます。当選を目指すなら、主幹事から応募は欠かせません。
その次に応募したいのは入金不要で応募できる松井証券です。口座に入金なし(0円)で応募できて、当選したら入金して購入すればOKな証券会社です。口座開設さえすれば、すぐIPO抽選に応募できるので利用して損はないと思います。
続いて運次第で誰でも当選チャンスがある平等抽選のマネックス証券・楽天証券・SMBC日興証券も資金に余裕があれば応募しておきたいです。
また、落選してもポイント貯まる独自の制度があるSBI証券も応募しておきたいです。
その他の証券会社、口座を持っていないため応募を見送ります。
実際に僕が使ってる証券会社はこちらです。
主幹事・入金不要・平等抽選などIPOに強い証券会社の選び方と、オススメの証券会社はこちらの記事で詳細に解説しています。
応募資金はいくら必要?
必要な応募資金は、約16.8万円です。
公表された仮条件は「1,600円〜1,680円」なので、上限額の16.8万円(最低購入株数100株分)を応募資金として、用意する必要があります。
今後、正式な応募価格が決定します。発表され次第、随時更新します。
東海東京証券・マネックス証券・SBI証券・楽天証券・SMBC日興証券は、口座に応募資金を入金して、応募する必要があります。
松井証券は、応募段階での入金は不要です。当選したら、入金して購入申込みすればOKです。
(株)エコムのIPOは期待できる?初値予想は?
IPOの初値は、様々な要因によって決まるため、予想することがとても難しいです。
そこで僕は、モーニングスター社が発行する株式新聞を参考にしています。
株式新聞では初値評価を3段階(強気・やや強気・中立)で評価しています。
今回の(株)エコムのIPOは、公募割れ(初値が下回る)する可能性もあるかもです。
僕は基本的に当選を目指して、応募できる証券会社から申し込んでいきます。
公募割れ(初値が下回る)する可能性があるIPOでは「IPO当選後に購入辞退できる証券会社」のみから応募するのも作戦のひとつだと思います。
(株)エコムのIPOの初値予想
上場前には初値予想がズバリで掲載されます。
初値予想が掲載され次第、こちらで紹介します。
株式新聞を無料で全部見る方法は、こちらで解説しています。