2023年の85社目となる(株)ドリーム・アーツのIPO情報です。
ドリーム・アーツは、自社ツール「SmartDB®」を利用した企業のDX化を支援する企業です。
事業内容はIPO向きのDX関連で、業績の順調に推移しており、初値の上昇も期待できそうです。
この記事は「ドリーム・アーツ」新規上場申請のための有価証券報告書から引用し、IPO初心者の方でも分かりやすく解説しています。
※初値予想は管理人による独自の予想であり結果を保証するものではありません。申込む際はご自身の判断でお願いします。
ドリーム・アーツのIPOの基本情報
今回のIPOの基本情報は以下のとおりです。
| IPO企業 | ドリーム・アーツ［4811］ |
|---|---|
| 上場日 | 10/27(金) |
| 申込期間 | 10/12(木)〜10/18(水) |
| 公開価格 | 2,660円 |
| 企業URL | https://www.dreamarts.co.jp/ |
| 取り扱い証券会社 | みずほ証券 (主幹事) auカブコム証券 SMBC日興証券 SBI証券 |
ドリーム・アーツの初値予想
B
1.3倍~1.5倍
初値予想
3,430円〜3,960円
ドリーム・アーツの初値予想は3,430円〜3,960円とします。
プラス要因
IPOで人気のDX関連
売上高が右肩上がり
大手企業に導入実績あり
主要株主にVCなし
マイナス要因
主要株主にVCが多い
売出比率が高い
PERが割高
詳しくは後述の「IPO分析と申込スタンス」に記載しています。
ドリーム・アーツのIPOの公開価格と初値
今回のIPOの価格と初値は以下のとおりです。
| 想定価格 | 2,660円 |
|---|---|
| 仮条件 | 2,340円〜2,660円 |
| 公開価格 | 2,660円 |
| 初値予想 | 3,430円〜3,960円 |
| 予想利益 | +77,000円〜+130,000円 |
初値は以下のとおりになりました。
| 初値 | 3,005円 |
|---|---|
| 公開比 | +345円 |
| 騰落倍率 | 1.13倍 |
| 初値売り損益 | +34,500円 |
発表された仮条件は2,340円〜2,660円なので、応募資金は上限額の26.6万円（購入単位100株分）です。
ドリーム・アーツの初値予想は3,430円〜3,960円とします。初値で売った予想利益は+77,000円〜+130,000円です。
ドリーム・アーツの初値予想アンケート
ドリーム・アーツの初値予想アンケートにご協力下さい。投票期限は10/26(木)です。
ドリーム・アーツのIPOの当選本数
今回のIPOの当選本数は以下のとおりです。
| 公募株式 | 220,000株 |
|---|---|
| 売出株式 | 572,100株 |
| OA分 | 118,800株 |
| 当選株数 | 910,900株 |
| 当選本数 | 9,109本（普通） |
公募株式、売出株式、OA分を合わせた当選株数の合計は910,900株です。
購入単位は100株なので当選本数は9,109本と普通の多さです。
ドリーム・アーツのIPOのスケジュール
IPOのスケジュールは以下のとおりです。
| 申込期間 | 10/12(木)〜10/18(水) |
|---|---|
| 当選発表 | 10/19(木) |
| 購入期間 | 10/20(金)〜10/25(水) |
| 上場日 | 10/26(木) |
申込期間は10/12(木)〜10/18(水)で、当選発表は10/19(木)です。
当選した方の購入期間が10/20(金)〜10/25(水)で、上場日は10/27(金)となります。
ドリーム・アーツのIPOに応募できる証券会社
今回のIPOを取り扱っている証券会社は以下のとおりです。
主幹事の証券会社は、他の証券会社よりも多くIPO株が割り当てられます。そのため、主幹事から申込みした方が当選しやすいと言えます。
しかし主幹事は応募数も多く、当選倍率が高くなることも考えられます。
そのため、主幹事以外の「入金不要」の証券会社や、平等抽選、口座開設数（ライバル）も少ない「穴場証券会社」の口座を持っておくことが当選確率を上げるコツです。
ドリーム・アーツの業績情報
過去3年間の業績は以下のとおりです。
| 2022年 12月期 | |
|---|---|
| 売上収益 | 36億7030万円 |
| 税引前当期利益 | 1億7377万円 |
| 当期純利益 | 1億2347万円 |
| 2021年 12月期 | |
| 売上収益 | 29億3885万円 |
| 税引前当期利益 | △2445万円 |
| 当期純利益 | △7727万円 |
| 2020年 12月期 | |
| 売上収益 | 27億1445万円 |
| 税引前当期利益 | △2444万円 |
| 当期純利益 | △1902万円 |
直近の2023年の第3四半期（9ヶ月間）は以下のとおりです。
| 2023年 第2四半期 | |
|---|---|
| 売上収益 | 22億232万円 |
| 税引前当期利益 | 3億6746万円 |
| 当期純利益 | 2億5793万円 |
主要株主のロックアップ情報
今回のIPOの主要株主のロックアップ情報です。
| 株主名 | 比率 | ロックアップ |
|---|---|---|
| 山本 孝昭（社長） | 22.4％ | 180日間 |
| 芸夢YAMAMOTO(株) | 18.3％ | 180日間 |
| 前川 賢治 | 9.0％ | 180日間 |
| 芸夢前川(株) | 7.4％ | 180日間 |
| 牧山 公彦 | 5.2％ | 180日間 |
| 金井 正義 | 4.9％ | 180日間 |
| コタエル信託(株) | 4.7％ | 180日間 |
| （株）ブイ・シー・エヌ | 4.1％ | 180日間 |
| NTTファイナンス(株) | 3.6％ | 180日間 |
| 加賀電子(株) | 2.4％ |
ドリーム・アーツのIPO分析と申込スタンス
ドリーム・アーツのIPO分析
ドリーム・アーツのIPOデータです。
| 設立 | 1996年（27年目） |
|---|---|
| 業種 | 情報・通信業 |
| 上場市場 | グロース市場 |
| 時価総額 | 107億円 |
| 吸収金額 | 24.2億円 |
| オファリングレシオ | 22.5% |
| 売出比率 | 72.2% |
| PER | 76.4倍（2022年実績） |
| PBR | 11.3倍（2022年実績） |
自社ツール「SmartDB®」によって、主に大企業の業務デジタル化を支援するサービスを展開しています。
デジタル化（クラウドを含む）などDX関連はIPOでも人気です。
大企業向けということもあって、導入企業には大手企業がズラリと並んでいます。
時価総額107億、吸収金額24.2億と中規模なグロースへの上場するIPO株です。売出比率が72.2%とやや高めですが主要株主にVCは見当たらず。
売上高は堅調な右肩上がりで上昇。2023年期の予想では売上高15%増、経常利益122％増とさらに伸ばす見込みです。
2022年実績ではPER76.4倍と割高。2023年予想でも33％と依然として割高なのは気になるところです。
以上を考慮して、評価B（1.3倍〜1.5倍）とします。
ドリーム・アーツの申込みスタンス
参考までに私の申込みスタンスは以下の通りにします。
株式新聞には初値予想が掲載されるので、IPO初心者の強い味方になってくれます。
- SBIグループによる金融情報サービス
- IPOの初値予想が掲載
- 月額4,400円
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