2023年の96社目となる雨風太陽 株式会社（あめかぜたいよう）のIPO情報です。
雨風太陽は、生産者から直接的に農産物・魚介類などを購入できる「ポケットマルシェ」を運営している企業です。
小型のIPOとして人気化する要素はありますが、業績が赤字続きという点が気になります。
この記事は「雨風太陽」新規上場申請のための有価証券報告書から引用し、IPO初心者の方でも分かりやすく解説しています。
※初値予想は管理人による独自の予想であり結果を保証するものではありません。申込む際はご自身の判断でお願いします。
雨風太陽のIPOの基本情報
今回のIPOの基本情報は以下のとおりです。
| IPO企業 | 雨風太陽［5616］ |
|---|---|
| 上場日 | 12/18(月) |
| 申込期間 | 12/1(金)〜12/7(木) |
| 公開価格 | 840円（想定価格） |
| 企業URL | https://ame-kaze-taiyo.jp/ |
| 取り扱い証券会社 | ・SMBC日興証券（主幹事） ・マネックス証券 ・SBI証券など |
雨風太陽の初値予想
C
1倍~1.3倍
初値予想
860円〜1,080円
雨風太陽の初値予想は860円〜1,080円とします。
プラス要因
吸収金額が小さい
売出比率が低い
マイナス要因
業績が赤字
主要株主にVCが多い
2月はIPOが多い
詳しくは後述の「IPO分析と申込スタンス」に記載しています。
雨風太陽のIPOの公開価格と初値
今回のIPOの価格と初値は以下のとおりです。
| 想定価格 | 840円 |
|---|---|
| 仮条件 | 11/30(木)に決定 |
| 公開価格 | 12/8(金)に決定 |
| 初値予想 | 860円〜1,080円 |
| 予想利益 | +2,000円〜+24,000円 |
発表された想定価格は840円なので、応募資金は8.4万円前後（購入単位100株分）になりそうです。
今後は11/30(木)に仮条件が発表されて、正式な公開価格が決定します。発表され次第こちらで更新します。
雨風太陽の初値予想は860円〜1,080円とします。初値で売った予想利益は+2,000円〜+24,000円です。
雨風太陽の初値予想アンケート
雨風太陽の初値予想アンケートにご協力下さい。投票期限は12/17(日)です。
雨風太陽のIPOの当選本数
今回のIPOの当選本数は以下のとおりです。
| 公募株式 | 446,300株 |
|---|---|
| 売出株式 | 90,000株 |
| OA分 | 62,500株 |
| 当選株数 | 598,800株 |
| 当選本数 | 5,988本（少ない） |
公募株式、売出株式、OA分を合わせた当選株数の合計は598,800株です。
購入単位は100株なので当選本数は5,988本と比較的少なめです。
雨風太陽のIPOのスケジュール
IPOのスケジュールは以下のとおりです。
| 申込期間 | 12/1(金)〜12/7(木) |
|---|---|
| 当選発表 | 12/8(金) |
| 購入期間 | 12/11(月)〜12/14(木) |
| 上場日 | 12/18(月) |
申込期間は12/1(金)〜12/7(木)で、当選発表は12/8(金)です。
当選した方の購入期間が12/11(月)〜12/14(木)で、上場日は12/18(月)となります。
雨風太陽のIPOに応募できる証券会社
今回のIPOを取り扱っている証券会社は以下のとおりです。
主幹事の証券会社は、他の証券会社よりも多くIPO株が割り当てられます。そのため、主幹事から申込みした方が当選しやすいと言えます。
しかし主幹事は応募数も多く、当選倍率が高くなることも考えられます。
そのため、主幹事以外の「入金不要」の証券会社や、平等抽選、口座開設数（ライバル）も少ない「穴場証券会社」の口座を持っておくことが当選確率を上げるコツです！
雨風太陽の業績情報
雨風太陽の業績は以下のとおりです。
| 2022年12月期 | |
|---|---|
| 売上高 | 6億3598万円 |
| 経常損失 | △3億2131万円 |
| 当期純損失 | △3億2218万円 |
| 2021年12月期 | |
| 売上高 | 4億4531万円 |
| 経常損失 | △5億5684万円 |
| 当期純損失 | △5億6822万円 |
| 2020年12月期 | |
| 売上高 | 2億7919万円 |
| 経常損失 | △4億3412万円 |
| 当期純損失 | △4億5791万円 |
直近の2023年は、第3四半期（9ヶ月間）で、売上高が5億9319万円、経常損失が△1億7097万円、当期純損失が△1億7162万円となっています。
主要株主のロックアップ情報
今回のIPOの主要株主のロックアップ情報です。
| 株主名 | 比率 | ロックアップ |
|---|---|---|
| PNB-INSPiRE Ethical Fund 1 投資事業有限責任組合 | 14.87％ | 90日間/1.5倍 |
| 髙橋 博之（社長） | 13.18％ | 180日間 |
| 小橋工業(株) | 11.47％ | 180日間 |
| (株)丸井グループ | 7.83％ | 180日間 |
| 大塚 泰造 | 7.71％ | 180日間 |
| アグリビジネス投資育成(株) | 3.63％ | 90日間/1.5倍 |
| 本間 勇輝 | 3.53％ | 180日間 |
| (株)メルカリ | 3.52％ | |
| (株)ユーグレナ | 3.52％ | 180日間 |
| 永田 暁彦 | 2.57％ | 180日間 |
雨風太陽のIPO分析と申込スタンス
雨風太陽のIPO分析
雨風太陽のIPO分析です。
| 設立 | 2015年（8年目） |
|---|---|
| 業種 | 情報・通信業 |
| 上場市場 | グロース市場 |
| 時価総額 | 19.8億円 |
| 吸収金額 | 5億円 |
| オファリングレシオ | 25.4% |
| 売出比率 | 16.8% |
| PER | – |
| PBR | – |
雨風太陽は、生産者から直接的に農産物・魚介類などを購入できる「ポケットマルシェ」を運営している企業です・
時価総額が19.8億円、吸収金額が5億円でグロース市場に上場する小型のIPOです。
オファリングレシオが25.4%、売出比率16.8%と需要面は悪くない数字ですが、主要株主のVCの売り圧力が気になります。
売上高は右肩上がりに伸ばしていますが、赤字が続いています。
直近の2023年第3四半期（9ヶ月間）でも当期損失が△1億7162万円となっています。
小型のIPOとして人気化する要素はありますが、赤字が続きな点とやや価格が高いのが気になります。
以上の点から、評価C（1倍〜1.3倍）とします。
雨風太陽の申込みスタンス
参考までに私の申込みスタンスは以下の通りにします。
株式新聞には初値予想が掲載されるので、IPO初心者の強い味方になってくれます。
- SBIグループによる金融情報サービス
- IPOの初値予想が掲載
- 月額4,400円
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